まだ日が昇りたてで暑さを感じる前の涼しい時間に近所を歩いていると、他所の人の庭の植木が傾げてまるで歩き出しそうにしていた。
気になって、動けたらいいねと心の中で話しかけると、そこから色々見えるし困っていないと言われた。
折角なので話を続けると、あちらから、大地に根差さない動物のほうが、エネルギーを消耗しやすくて大変だよね?と返ってきた。
植わったことは無いので、そんなものかな?と答えた。
植物たちは、周りにたくさん仲間がいるからここにいるのだと、幸せなことを知られてくれた。
こんなことを書いている割に現実主義なので、とうとう妄想癖もここまで来たかという感じで、おそらく私が植物に対して感じていた事が頭の中に浮かんだのだと思っているのだが、あまりにもスラスラ湧いてきたので、残しておこう。